【赤鯱短信】竹内彬とオーマン。アシンメトリーな彼らの心境。
「竹内がいる!」
日曜日に行われた中京大との練習試合の際、観客席にいた小学生が歓声をあげた。確かに、前日が試合だから目の前のメンバーは控え選手、と思っていたところに竹内彬である。ここまで1stステージは出場停止を除く16試合にフルタイム出場し2得点、カップ戦も5試合フルタイム出場で1得点、2ndステージはここ3試合出番がないが、押しも押されもせぬ今季の主力中の主力である。ちなみにコンビを組むのはオーマンで、これは今季の開幕スタメンの組み合わせだった。
ここ3試合で評価を上げてきている酒井隆介と大武峻のコンビは補完性も高く、今までいなかったカバーリングに長けるタイプの酒井の“出現”はセンターバックのポジション争いを人数以上に厳しいものとした。甲府戦では痛恨のミスを冒してしまった酒井だが、これで出番を失うとも考えにくい。4名に増えたDFライン中央の争いは、なおも竹内とオーマンが追いかける格好になる。
彼らの心中やいかに。昨季5年ぶりに名古屋に戻り、たゆまぬ努力で主力の座を築いた竹内にとっても、助っ人外国籍選手として日本にやってきたオーマンにとっても、現状は芳しくない。そこで聞いてみることにした。練習試合を経た、それぞれの気持ちを。
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