赤鯱新報

松浦紀典ホぺイロミニインタビュー 「この14年間の経験は財産です。名古屋には感謝しかありません」<2>

松浦紀典ホぺイロミニインタビュー<1>はこちら

Q:この14年間での、良い思い出や苦しい思い出というと?
「苦しいと思ったことは、正直に言えば今季の残留争いでした。18試合勝ちがないということも、自分では今まで体験したことがなかったことなので。そういうことは苦しいし、何が悪いのか、でも何をしたらいいのか。自分にできることを探してやるようにはしていたんですけど」

Q:例えば18試合勝ちなしの時期に、自分の作業に少し変化を加えたことはありましたか。
「それはありましたよ。いろんなことで。色々なところで言っているんですが、僕の仕事は勝敗には関係がないんです。負けたから手を抜く、勝ったからさらに良くする、ではなく、どんな時でも同じクオリティでやっていたんですが、ただその順番を変えたりとかはしました。自分がスタジアムに入る時の一歩目を左右変えてみたり」

Q:願掛けに近いところですね。
「そうです。結局はそういう部分にしか辿りつかなかったんです。変えられる部分が。しかもどれが当たるかわからないから、そういうところにまで行き着いてしまいました(笑)」

(残り 3133文字/全文: 3602文字)

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