赤鯱新報

【1/21練習場レポート】佐藤寿人キャプテン体制が発表になり、所信表明代わりのゴールも飛び出した6日目。2017年の名古屋が、本当の意味で動き出した。

これはキャンプ前の最後の追い込みなのだろうか。午前に素走りに近いメニューを組み、午後には普段通りのボールメニューをこなした始動6日目のトレーニングは、終了後ほぼすべての選手が疲れた表情を浮かべる過酷トレとなった。

今日はこのようなつりさげられたバーを使ってのステップワークも用意されていた。

今日はこのようなつりさげられたバーを使ってのステップワークも用意されていた。

ここ4日間はいわば2種類のサーキットトレーニングを2つのグループが順繰りに行なっていた午前練習だったが、この日は全員がピッチに出てきて同じメニューをこなした。ミニコーンとバーで作られたハードルで行うステップワークとバーを使ったコーディネーションはここまで無休で来ている選手たちの身体に想像以上の負荷を乗せた様子。その後はいつも通りのボール回しが行われたが、次に待っていたのはペース走だったことで選手たちは苦い顔。50mを10秒ほどで走り、往復してきてまた走る、を10本繰り返すこのメニューは、インターバルがまったくないことで見た目以上にきつそうな印象を受けた。10本走るとまたボール回しに戻り、素早い攻守の切り替えで心肺、足ともに休む間はなし。やっと終わったかと思ったら、今度はドリブルで先ほどのペース走をもう一度という過酷ぶり。この日からピッチ側で行うことになったファンサービスを終え、クラブハウスに帰っていく選手たちはもな一様に、「キツイ…」と呻いていた。

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