赤鯱新報

【赤鯱短信】小林悠のような“クラッチシューター”に。永井龍が目論む第二の覚醒。


現在はタイでの一次キャンプ真っ最中のチームだが、1日目からどうやらかなりハードなトレーニングを課された模様。6日連続の二部練習で頭も身体も風間スタイルにどっぷりと浸かった選手たちは、「かなり速い」とその戦術浸透度に驚いた監督によってさらなる鍛錬の日々を送ることになりそうだ。連日の二部練習ではフィジカルコンディションの上昇と個人スキル、チーム戦術の向上が図られることになるだろうが、中でも次に見る時に注目しておきたいのがパスを受ける動きである。

いわゆる「外す」動きだが、この動き方の習熟度はキャンプ前の練習を見ていても個人差が激しい。筑波大時代に既に習得済みの八反田康平などはお手の物といったところだったが、相手DFから離れることばかりを考え、相手の力を利用する、相手の動きを見て逆を取る動きとはなっていない選手もかなりいた。これがどこまで変わるかは沖縄での楽しみの一つとなっている。

見ているだけのこちら側がこれだけ楽しみなのだから、選手の方は推して知るべし。特にFWの選手にとっては、相手のマークを外してフリーになれる瞬間はそのまま得点チャンスになるため期待度は他ポジションの選手以上だ。昨季J2で17得点を挙げ、「今季はそれ以上を取って得点王に」と意気込む永井龍も、その一人である。

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