赤鯱新報

【名古屋vs岡山】レビュー:内容にこだわる中で得た2-0のJ2初勝利。“実戦経験”が名古屋を次なる進化の道へと導く。

■2017明治安田生命J2リーグ第1節
2月26日(日)名古屋 2-0 岡山(14:03KICK OFF/パロ瑞穂/18,918人)
得点者:41’永井龍(名古屋)84’永井龍(名古屋)
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試合に勝って、勝負はまだまだ。収穫があり、課題もまた多かったJ2の開幕戦の感想だ。未知のカテゴリーに挑むその初戦を勝利で飾ったことは素晴らしい結果だが、カテゴリーを落とした舞台での出来事を手放しで喜ぶことにも少しの違和感がある。勝ったからこそ言えることだが、やはり内容にもこだわるべき戦いでもあるのが、“降格組”としてのJ2リーグの戦いだと思った。

開幕戦のキックオフをピッチ上で迎えた11人は、ここ1週間のトレーニングからすればほぼ予想通りのメンバーだった。楢崎正剛はやはり不動の存在で、3バックには宮原和也、櫛引一紀、内田健太と技術重視の面々が並んだ。櫛引と宮原はプレシーズンを通して風間八宏監督の評価を得続けてきた選手だったが、内田は日々その評価を上げ続けてきた存在だ。左サイドのスペシャリストとしての能力に加え、ゴール前での危機察知能力の高さとボランチにも対応する万能性をもってDFラインの一番手に浮上し、FKキッカーとしての資質や小技が利かせられるテクニックの面でもこのチームの重要な戦力となっている。

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