赤鯱新報

【名古屋vs京都】プレビュー:序盤戦最大の“ビッグマッチ”も貫くべきは自らのスタイル。連勝街道は再びホームからスタートさせる。

■2017明治安田生命J2リーグ第11節
5月3日(水・祝)名古屋vs京都(15:00KICK OFF/豊田ス)
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ゴールデンウィーク真っ只中に、田中マルクス闘莉王はじめ元名古屋の選手も多い京都を迎え撃つ。日程発表の時点から注目カードとして取りざたされてきた一戦は、既にチケットも35000枚以上が売れているというお祭り騒ぎの一戦となった。小中学生10000名の無料招待があるとはいえ、空席は何も生まないが通説の業界である。注目度の高いゲームは選手のモチベーションを上げ、試合の質を上げてくれる効果にも期待できる。だが、それだけに名古屋としては勝つことが義務付けられ、ましてや無様な試合などできないというプレッシャーとも戦わなければならない難しいゲームともなってしまった。不運にも、群馬戦で負傷した2名の主力を欠いた状況で、である。

チームの総合力が問われる。そう聞かれて風間八宏監督は「選手にどんどんチャンスを与えて、選手がそのチャンスを活かすという時でもある」と答えた。継続的に試合に出場している“主力”はいるものの、絶対的なレギュラーはまだいないとも言う。総合力というよりは、いまだスタイルを構築している最中での切磋琢磨にチームはあり、その点では負傷者の代役を務める選手は十分にいるということか。代役という言葉も適切ではないかもしれない。京都戦へ向けた準備の中で、前節での動きを含めたベストの11人が、ほぼ満員の豊田スタジアムのピッチに立つ権利を与えられるということだ。

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