赤鯱新報

【山形vs名古屋】レビュー:今季初のスコアレスドローが示すのは成長か、課題か。無得点での勝点1獲得が持つ意味とは。

■2017明治安田生命J2リーグ第12節
5月7日(日)山形 0-0 名古屋(14:03KICK OFF/NDスタ/9,573人)
※今回はVTRを見てのレビューとなります。
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10試合続いていた“失点癖”には歯止めをかけられたが、それと引き換えにしたかのように得点もなかった。J2最強の攻撃陣にいつもの迫力やここぞの破壊力は欠け、シュートは二桁にも届いていない。一度に全ての改善点を良化するのは難しいが、こうも煮え切らない試合となってはストレスは溜まるものである。ともすればこのチームにとって最も憂慮すべき事態は、「スコアレス」という要素なのかと思ってしまうほどに。

前節のスタメンから二人を入れ替えて臨んだ3年ぶりの山形での試合は、かなり緩い立ち上がりとなった。開始1分で2本のシュートを打たれ、そこから相手のプレスにも引っかけられて劣勢の展開に。ようやく挽回しだした20分までに6本のシュートを許し、カウンターから2度、クロスから 1度、決定機を作られた。山形の芝はやや長めの印象で、ショートパスが走っていかないようにも見え、名古屋のボール回しが環境的にも阻害された感はある。しかしそれにしても、典型的な入りの悪い試合にしてしまったのは間違いない。

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