赤鯱新報

【大分vs名古屋】プレビュー:勝点3を奪うためのアプローチが問われる大分での一戦。不変のコンセプトの上で、踊る名古屋の姿が見たい。

■2017明治安田生命J2リーグ第13節
5月13日(土)大分vs名古屋(14:00KICK OFF/大銀ド)
———–
不変のチームコンセプトという舞台の上で、いかに自分たちらしく踊れるか。ここ2試合で1得点、引き分けが続いているチームの、勝利へのアプローチ方法に注目が集まる一戦である。

試合前々日、風間八宏監督にピッチの使い方について質問をした際の返答が、その理由だ。佐藤寿人をはじめ、ここ数試合では狭いスペースの突破に固執しがちな攻撃について、飛ばしのパスやシンプルなサイド攻撃というオプションの有用性を口にする選手が増えてきていた。もちろん、あくまで本道を際立たせるためのオプションとしてだが、ショートパスを主体とした攻めが時に単調さを生む現状に、選手たちは試合を任された者としての振る舞いや判断を下そうと動き出していたわけだ。だが、チーム作りを司る指揮官としてはその“ブレ”はピッチ限定のものとしてとらえなければいけない。だからこそやや強い表現で言うのである。「サイドチェンジに何の意味があるの?」と。

(残り 2305文字/全文: 2764文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ