赤鯱新報

【赤鯱短信】杉本竜士、決断の時。“絶対的にチームを助ける”選手になるために。


思いがけない“告白”だった。町田戦を前に、杉本竜士が2013年に半年間だけ在籍していたことを思い出し、話を聞いた時のことだ。「何となく思い入れはありますけど、だからと言って気負うこともないし。やるだけかなと思います。でも、嬉しいものですけどね」と笑顔で話すその目は真っ赤。しかしこれは思い出に涙しているのではなく、どうやら雑菌が入ったらしい(数日前に「朝起きたら目やにだらけだったんですよ!」と言っていた)。町田にはもう知っているメンバーはいないらしく、「オレが移籍した年に上に上がれなくて、そこでガラッとメンバーを入れ替えたから。サッカー選手として試合ができて嬉しいなというくらいです」と、特に大きな感情もなく次節への準備を進めていた。

しかし、杉本にとってこの「第14節」というタイミングには大きな意味があるようだ。古巣対戦についてはあっという間に話が終わったのだが、彼には聞きたいことがもう一つあった。

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