赤鯱新報

【赤鯱短信】永井龍、26歳。誕生日に噛み締める自分の居場所。

2連勝で波に乗るチームに、強力な援軍が合流する。4月29日の群馬戦で右足首を負傷し、戦線離脱していた永井龍である。全治は約5週間と発表されていたが、メディカルチームによる懸命の治療のおかげかここ1週間で劇的な回復を見せたらしく、「もうダッシュはできますし、ボールも蹴れます」と全体練習に合流するメドがついたという。「シュートを打つ時に痛みはないですし、痛みがあるとすれば僕があまり使わない繊細なキックの時だけなので」と笑う永井の表情を見れば、彼が既に臨戦態勢を整えようとしていることはすぐにわかった。

永井が離脱してから3週間、チームは軽い紆余曲折を経た。勝利が得られない9日間があり、大分での惨敗を境に今は再び上昇気流に乗りつつある。5試合で2勝2分1敗は決して悪い数字ではないが、2分1敗の内容はお世辞にも良いとは言えなかった。ではなぜチームは上向いてきたのか、その答えを永井はチーム全体の競争力の増加に見出し、自らにも発破をかける。

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