赤鯱新報

【赤鯱短信】勝利につながる「自分が活躍することだけ考える」という思考。八反田康平、復帰へ着々。

今節で復帰見込みの楢崎正剛を始め、この1ヵ月で相次いだ負傷者たちが続々と復帰への最終ステップに足をかけようとしている。細かいコンディション調整を除く明確な負傷離脱から、次にピッチに戻ってきそうな選手の一人が、八反田康平だ。6月10日の東京V戦で負った左のハムストリングスの肉離れは順調に回復しており、既にピッチでのランニングを開始。ボールを蹴る姿はまだ見られていないが、入れ代わるようにして練習を終える仲間たちとじゃれ合ったりと、その表情は実に明るい。リハビリ後には「暇ですよ~。やることないから」と笑顔でボヤくなど、サッカーへの情熱はむしろ湧き上がっている様子だ。

努めて明るくリハビリをこなす八反田だが、今季の目標に「フルシーズンを戦うこと」を挙げていただけに、負傷での離脱は何とも口惜しい出来事だったことは想像に難くない。ボランチとしての出場機会が減り、サイドハーフなど2列目でのプレーに新たな顔を見せていた最中の負傷だったことも、その想いに拍車をかけたことだろう。しかし、次々とボールを受けてはさばき、リズムを刻むそのプレースタイル同様、八反田は良い意味で淡々と自分の状況を見つめている。

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