風間八宏監督試合前記者会見の様子「短い時間かもしれないけど、また新たな発見があればいい」
○風間八宏監督
Q:こんな変則的な試合はなかなかお目にかかれないわけですが…。
「そうだね(笑)。レギュレーションが今やっと決まりかけているところだから」
Q:試合の想定はどの程度されるのでしょうか。
「これからだけど、想定はあまりしてませんね。だいたい同じことで試合は考えるけど、25分、長くてもそれプラス30分。いろんなことは考えなければいけないけど、とりあえずはいる選手の状態で。プロだからこのシーズンには移籍は普通にあるので、まったく同じ状態では既にないから。その中で自分たちの力を出す。それから短い時間かもしれないけど、その中でまた新たな発見があればいいなと思っています」
Q:制限されてはいるものの、その中でメンバーをどのように構成するかは悩みどころですね。
「制限されているからね。ま、でも準備はしていきます」
Q:相手がこの変則的な時間の中で何を仕掛けてくるかもポイントになるかと思います。
「そりゃあ仕掛けてくるでしょう(笑)。時間が短いし。でも、短いならフルでやればいいわけだから。そこのところだけ、意識のところをね。意思統一はもちろんなんだけど、普段のゲームとは違うということはね。伝えて出さないとね。90分とは違うんだから。自分たちの力を90分で出すのと、短い時間で出すのは違うから。ヨーロッパなんかはあるわな。45分だけのゲームとか、25分ハーフでやるゲームとかはあるから、明日は…まずは30分くらいか。アディショナルタイム合わせて。こういうことでもレギュレーションをしっかり作っておけばというところに対して、好ましくはないけど、一つの例になればいいんじゃないかな。サッカー協会としても将来に助かるんじゃないかなと思うね。プロとアマチュアとが一緒にやる大会はたくさんいろんなことがあるので、協会にはその準備を今後してもらえればいいんじゃないかな。オレたちは残りの試合をしっかり集中してやること。それだけですね」
Q:時間が短くてフルパワーでできるということは、普段練習で見せていただいているハーフコートゲームのような強度の試合が見られるのではと期待してしまいます。
「それはわからないですね。ただ、どちらにせよその中で、ちゃんとボールを動かすことが今やってきていることなので。昨日の試合でもだいぶ背後を取れるようになってきているから。あとは入れるところで入れる。いつもやってきていることを、やるだけですね」
Q:本当にどうなるかわかりませんが、逆に楽しみです。
「誰もやったことないもんな(笑)。オレだってないよ。雷も昔だったら中止になっていなかったよね。若い頃のヨーロッパなんて選手がやめてくれって思うぐらいの激しい稲光が走る中でやってたしね。まあ、Jリーグ以降だよ。もちろん安全が一番だからね。だけど再開試合については誰も何も知らないから。まあ、頑張りますよ」