赤鯱新報

【金沢vs名古屋】プレビュー:“残り10”という数字を昇格へのカウントダウンとするために。名古屋は次なるステップを駆け上がる。

■2017明治安田生命J2リーグ第33節
9月17日(日)金沢vs名古屋(19:00KICK OFF/石川西部)
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今季の大目標であるJ1復帰の道にストレートインするためには、もはやここが崖っぷちだ。残り10試合。全42節の長丁場も、ひたすらに淡々と流れていけばあっという間に終盤戦である。田口泰士は「すぐに終わっちゃうと思う」とその感覚を口にしたが、名古屋に関わる人間はみなそう思っていることだろう。まだ10試合あるとは到底思えない。勝点3を手にする機会はあと10回しかないのである。

「良い例を作ってくれた清水に、ありがとう!」。楢崎正剛は冗談めかしてそう語った。昨季、終盤に怒涛の9連勝を記録して自動昇格圏に滑り込んだ清水もまた、残り10試合を残した時点での順位は現在の名古屋と同じく4位だった。勝点57はやや名古屋よりも多いが、33節は2位松本との直接対決に敗れて5位にまで順位を落としている。そこからの奇跡的な巻き返しはもちろん他チームの足踏みにも助けられてはいるものの、今季のJ2リーグを思えば名古屋にとっても希望の種となる。求められる結果、成績のハードルは高い。だが、可能性が潰えたわけでもない。そしてチームはこのタイミングで、次のステップへと足を掛けている。

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