赤鯱新報

【名古屋vs東京V】プレビュー:昇格へ十分な勝点を得るための、ここが分水嶺。得点という最高の良薬を求め、彼らは強気に仕掛け続ける。

■2017明治安田生命J2リーグ第34節
9月24日(日)名古屋vs東京V(17:00KICK OFF/パロ瑞穂)
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J1昇格へ向かういくつかの道筋の中で、最もプライオリティーの高かった「優勝」の可能性が遠ざかった今、追い求めるべきは自動昇格枠の第2席であることは間違いない。8月の快進撃の中でその席にいた福岡を捉えかけた名古屋だったが秋を前に進軍は鈍り、気づけば長崎を勝点差6で追う6位のチームとなっている。上位が大混戦の今季はまだまだ順位の変動がありそうだが、その流れを生んでしまっているのが名古屋と福岡の不調にあるのも一つの見方。上位と見られた勢力が勝点をばらまけば、順位の節別動向は乱れる。スタイルとしては相手の戦意を喪失させる類のサッカーをしている名古屋だが、リーグの流れにはむしろ相手に「やれる」という勢いを与えてしまっているのである。「全ては自分たち次第」と風間八宏監督は語るが、確かに自らがまいた種で彼らは昇格という目標への道を茨だらけにしている。

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