【赤鯱短信】「古巣対決なんて言ってる場合じゃない」。永井龍の燻る想い。
「まさかここまで重要な一戦になるとは……」
永井龍は何とも言えない表情で、古巣対決にして大一番と目される一戦の巡り合わせに苦笑した。「長崎での試合は最後の方なんやな」と確認したのは開幕前後の話。しかし現状はそんなに軽く受け止められるシチュエーションにはなっていない。3位長崎と4位名古屋による上位直接対決の行方は、名古屋が勝てば一気に2位浮上の可能性すらある大事な戦いなのだから。「古巣との対戦でどんな感じになるんやろ、というものではないですね。勝たないといけない試合で、楽しんでなんていられない」。そして永井は続けて言う。「長崎だから、ではなく、上に行くためにゴールを奪わないといけない試合です」と。
しかしながら、わずか1年間の在籍ながらも永井の長崎に対する思いの深さは実に奥行きがある。
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