【赤鯱短信】化け始めたマテウスという大器。変化と順化の先には、さらなる進化が待っている。
マテウスが上昇気流に乗っている。思えば負傷離脱する前、風間八宏監督は言っていた。「アイツは載せてるエンジンが違う。ウチのサッカーを覚えたら、とんでもない選手になる」。リーグ初スタメンでとんでもないシュートを叩き込んでくれたアタッカーは「メンタルもコンディションもだいぶ良いです」と、リーグ2戦連続スタメン出場へと闘志を燃やしている。
“マテちゃん”の愛称で親しまれる24歳のブラジル人は確かに可能性の塊だ。最大の持ち味である身体能力は間違いなくチーム屈指で、スピードとパワーの両方を兼ね備えるそのフィジカルはジョーも認めるところ。「それを生かすために自分たちの動きでもいろいろやってみたい」とエースのサポートも約束されている中、マテウスはマテウスでチームの一員としてのプレーを意識しているのは良い循環が始まっている何よりの証拠。「やっぱり一番は自分の今までのものに戻るのではなく、その先に自分たちで行けるかどうか」と指揮官は言う。変化し続けるチームに、マテウスもまた変化することで順化してきたのである。
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