石井紘人のFootball Referee Journal

【無料記事】富士ゼロックススーパーカップ2016 サンフレッチェ広島 3-1 ガンバ大阪 飯田淳平審判団速報

FUJI XEROX SUPER CUP2016は、サンフレッチェ広島が3-1でガンバ大阪を退けた。

主審を務めた飯田淳平は、2014年の佐藤隆治、2015年の山本雄大の間に位置する世代。副審に山内宏志と西尾英朗。第四審には上田益也と次代を担う割り当てである。

そんなチーム飯田だが、ポイントとなる判定があった。60分、サンフレッチェ広島がカウンターで左サイドをえぐる。柴崎から柏にパスが通り、柏のクロスを丹羽がスライディングでブロックする。が、腕が上がっており、流して見ていた感じでは、ハンドに見えた。

 

【ボールを手または腕で扱う】

競技者が手または腕を用いて意図的にボールに触れる行為はボールを手で扱う反則である。

主審は、この反則を見極めるとき、次のことを考慮しなければならない

■ボールが手や腕の方向に動いているのではなく、手や腕がボールの方向に動く

■相手競技者とボールの距離(予期していないボール)

■手や腕の位置だけで、反則とはみなさない

■手に持った衣服やすね当てなどでボールに触れることは、反則とみなされる

■サッカーシューズやすね当てなどを投げてボールにぶつけることは、反則とみなされる

 

飯田主審はPAの左側にポジショニングをとっており、速攻にはついていっていた。ゆえに、自信を持ってPKとする。しかし、リプレイを見ると…。ポジショニングは?さて、しっかりと審判批評したい。

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