石井紘人のFootball Referee Journal

【無料記事/基準を理解するということ】セリエA2015第25節 ユヴェントスFC 1-0 SSCナポリ ダニエル・オルサート審判団評

首位攻防戦を任されたのは、若手の頃からビッグマッチを任されていたオルサート主審だ。

1分、セットプレー前に選手たちに、怒ったように注意を与える。パフォーマンス的な意味合いで、レフェリーの強い姿勢を見せたのだろう。4分、クサビに対するオフェンス側のファウル。9分のクアドラードが倒れたシーンはアドバンテージ。14分にはアフター気味のチャレンジをしたモラタに注意を与える。ギリギリのファウルで、懲戒罰にはそこまで厳しくない。

18分のモラタへのファウルは分かり辛かった。19分のイグアインのファウルは、ボールにプレーできる範囲外ということだろう。28分のイグアインが倒れたシーンも、互いにボールにプレーできているとジャッジ。35分のシーンは、背中を押したため。

厳しくファウルを見極める一方で、ボールにプレーできている・貰いにいっているとジャッジすると「簡単にはとらない」(中田浩二)。

63分、ファウルの笛が鳴った後に、ボールを蹴ったカジェホンに警告。67分、アフターで引っかけにいったポグバに警告。86分、【無謀な】スライディングをしたマルキジオに警告。

90+3分にはクアドラードの突破をファウルで止めたクリバリーに警告。

 

43分のボールアウトなど微妙なシーンもあったが、普通に試合は終わった。採点は4だ。

 

 

~採点基準~

5:彼なしに試合はありえなかった

4:普通に試合を終わらせた

3:ミスにも見えるシーンがあったが、試合に影響はなかった

2:カード・得点に対する受け入れられない微妙な判定があった

1:ミスから試合に影響を与えてしまった

0:試合を壊してしまった

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