石井紘人のFootball Referee Journal

【無料記事/審判紹介コラムvol.1】W杯アジア最終予選日本代表×UAE アブドゥルラハマン・イブラヒム・アル・ジャシム主審とは?  

本日1935分キックオフとなるFIFAワールドカップ2018ロシア大会アジア最終予選、日本代表×UAE戦。国際審判員たちが口を揃えるように、日本代表戦はアジアのビッグマッチである。当然、アジア内では経験豊富な審判員が割り当てられる。

この試合を割り当てられたのは、アブドゥルラハマン・イブラヒム・アル・ジャシム主審。中東にはアブドゥルラハマンやイブラヒムという名前が多いため、過去の苦い思い出のある主審と一緒くたにされてしまいそうだが、アル・ジャシム主審は今年一月に行われたリオ五輪アジア最終予選AFC U-23選手権決勝韓国代表×日本代表戦主審である。他にも、その大会ではオーストラリアや韓国など強豪国の試合のアポイントを受けており、アジアチャンピオンズリーグではJリーグのチームの試合も任されている。割り当てを見る限り、AFCの期待が感じられる。

印象としてはファウルをしっかりと見極めてくれるレフェリーで、日本との相性は良い。懲戒罰に厳しい訳ではないが、ラフになるような緩さもない。立ち上がりはもちろん、終盤はカードでのコントロールに切り替える可能性が高い。無駄な相手選手との“対立”は避けるべきである。日本代表選手たちには、まずは最初の15分で基準を理解し、フィットさせてほしい。

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