石井紘人のFootball Referee Journal

【無料/松尾一審判批評】鹿島アントラーズ鈴木へのジュビロ磐田カミンスキーのファウル・PKだったか?

2016J1セカンドステージ第12節の鹿島アントラーズ×ジュビロ磐田戦のPKが物議を醸している。

それは72分のシーンだ。ジュビロ磐田が攻撃へのスイッチを入れるパスをアダイウトンに入れるが、鹿島アントラーズの伊東幸敏がナイスチャージで奪い、柴崎岳へ。ジュビロ磐田はバックラインの人数は揃っていたものの、鈴木優磨に裏をとられてしまい、そこにスルーパスを通される。

が、鈴木のドリブルをカミンスキーが防ぐ。流れで見ていてもボールにプレーできているように見えたが、松尾一主審はPKとジャッジ。微妙である。

何より、写真のように松尾主審のポジショニングが良くない。鈴木にボールが入りそうになったところでステップを止めてしまっていた。柴崎が前を向いた時点で良いステップをとり、鈴木に入る前にギアが入っていなければいけなかった。プレースタイルの認識不足と言われても仕方がない。この遅れから、良い角度をとることができず、説得力あるポジションをとれなかった。

「(PKとなった)2点目はちょっとジャッジに関してジュビロさんには非常に気の毒な形になったと思います」(鹿島アントラーズ石井正忠監督/Jleague.jpより)というシーンとなってしまった。

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