石井紘人のFootball Referee Journal

【無料記事/審判紹介コラムvol.4】W杯アジア最終予選日本代表×オーストラリア シュクララ主審とは?  

本日18時キックオフとなるFIFAワールドカップ2018ロシア大会アジア最終予選グループBのビッグマッチである第四戦のオーストラリア×日本戦を割り当てられたのは、FIFAワールドカップ2014ブラジル大会でオーストラリア×スペイン戦とポルトガル×ガーナ戦の割り当てを受けたバーレーンのシュクララ主審(参考記事:試合った審判チーム拍手)だ。

イラクがキム・ドンジン主審の傾向(参考記事:W杯アジア最終予選日本代表×イラク キム・ドンジン主審とは?)を理解できず、試合終盤でトゥーマッチになってしまった(参考記事:イラク不満ったアディッショナルタイムピッチ選手)ようにならないよう、日本の選手たちはシュクララ主審の基準を立ち上がりの15分で感じなければいけない。シュクララ主審はアジア内で高い評価を受けているが、なぜか日本戦の割り当ては少ない。だからこそ最初の15分でレフェリングスタイルを理解し、90分後に勝ち点を得られるようにプレーしていく。

シュクララ主審のレベルはというと、2014ブラジルW杯アジア3次予選北朝鮮×日本のレフェリングは秀逸で、ワールドカップ本大会で二試合の割り当てを受けていることからも分かるように、アジアではトップの部類に入る(ワールドカップ本大会では立ち上がりがベターではなかっただけに現在はより意識しているはず)。無駄なファウルアピールを繰り返すのではなく、基準を掴み、エキサイトではないコミュニケーションを交えて、委ね、試合に集中することが勝ち点獲得への最短距離だろう。

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