【無料/西村雄一審判批評】サガン鳥栖戦:なぜ柏レイソルのハンドリングに柏へのアドバンテージが?
2016J1セカンドステージ第15節の柏レイソル×サガン鳥栖戦について、読者からコメントを頂いた。66分の田中順也のゴールが生まれる前のハンドリングをどう思いますか?と。
【ゴール動画】右サイドから切り込んだ田中 順也(柏)が美しい左足ミドルを放ち、1点差に迫る追撃弾!明治安田J1のゴール動画を公開中!▼ https://t.co/8bhI5dfTGw #Jリーグ pic.twitter.com/QhqzLB5BCY
— Jリーグ (@J_League) 2016年10月22日
ハンドリングに関しては、参考記事(【審判批評ルール解説vol.15】ハンドリングとは?)を御覧頂けばお分かりになると思うが、簡単にいうと【ボールが手に当たる=ハンドリング】にはならない。
ただ、66分のシーンで気になったのは、西村雄一主審がアドバンテージと思われるシグナルを出していたことだ(西村主審なら、ハンドリングを適用しない場合、両手を横に広げるジェスチャーを示しそう)。この場面でアドバンテージが適用されるとすると、サガン鳥栖にファウル行為があったということ。ただ、アドバンテージの数秒前を見る限り、ファウル行為に見えるプレーはサガン鳥栖にはなく、柏レイソル選手の手にボールが当たったシーンしか適用できそうなシーンがない。となると・・・。
西村主審のポジショニングを見ると、サガン鳥栖選手→サガン鳥栖選手→柏レイソル選手→ボールと串刺しになっており、サガン鳥栖選手も腕を広げていたため、ボールがサガン鳥栖選手の手に当たったように見えたのではないか。そのボールを柏レイソル選手が拾ったため、アドバンテージを適用した。と考えると、推測ではあるが辻褄があう。私はミスだとは思うが、決して「八百長」や「買収」などではないとも付け加えておきたい。