石井紘人のFootball Referee Journal

【シカズ審判批評】クラブW杯鹿島アントラーズ:八百長?買収?不可解厳しい判定?なぜ主審はレアルのセルヒオラモスに警告を出さなかったかサッカー競技規則から考える

「少しレフェリーの方が勇気を持てなかった場面があった」(鹿島アントラーズ・石井正忠監督)というのは90分のシーンだろう。

鹿島アントラーズが自陣ペナルティーエリア手前でボールを奪い、おりてきた金崎夢生がパスを受けてターンした所で、レアル・マドリードのセルヒオ・ラモスが引っかけてしまいファウルをとられる。

シカズ主審は胸ポケットに手をやり、カードを出そうとしたようだったが、ラモスのことを見てはいなかった。その後で自らの元に来るようなジェスチャーが映像には残っていたが、この時もラモスに対してか曖昧だった。プレー再開までに時間がかかったのはビデオ判定のための“間”にも思えるが、ビデオアシスタントレフェリーが関わるのは「ゴール」「PKの議論」「レッドカード」が基本で、二枚目のイエローカード・警告は含まれていない。

そもそもで、間違いなく懲戒罰が適用されるファウルだったのか?サッカー競技規則と共に振り返りたい。

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