石井紘人のFootball Referee Journal

【審判批評無料投票】サッカーで接触の相手が重傷責任は誰に?選手、審判、アクシデント、下部リーグ?

東京都社会人4部リーグの試合で、ボールを右ももで受け、左足で蹴ろうとした所に走り込んできた対戦相手の左足が左足すね付近にぶつかり骨折した30代選手が「危険なプレーを減らしたい」ということで訴訟。東京地裁(池田幸司裁判官)が骨折させた選手に約247万円の賠償を命じたことを『読売新聞』が報じた。

『読売新聞』によると、審判はファウルをとらなかったが、男性が倒れ込み、試合は一時中断。男性は左すねの手術などで計約1か月間入院し、「スパイクの裏側で故意に蹴られた」などとして、相手選手らに計約689万円の支払いを求めて提訴した。

判決は「勢いを維持しながら左足の裏側を突き出しており、男性の負傷を十分予見できた」と指摘。「故意」は否定したが、「退場処分が科され得る行為だった」として過失責任を認定。『読売新聞』は「最近はスポーツを楽しむ権利が重視されてきたことを背景に、ルールの範囲内でも、注意義務違反があれば賠償責任を認める傾向にある。今回は、こうした流れに沿った判断だろう」と専門家のコメントを載せている。

この件に関し、FootBallRefereeJournalでは投票を実施します。

接触の映像を見ていないので何とも言えないかもしれませんが、審判員がノーファウルとしたジャッジに対し、「退場処分が科され得る行為」とされたこと。ラフプレーで怪我をさせた選手への罰則として適切なのか?草の根のサッカーはどうあるべきか?ご意見をきかせて頂ければ幸いです。

 

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