【コラム:木村博之審判批評採点】ミスだった28分のボールアウトと妥当な鹿島アントラーズレオシルバと小笠原への警告と浦和レッズ興梠のPKジャッジは?
FUJI XEROX SUPER CUP2017は、鹿島アントラーズが3-2で浦和レッズを退けた。
主審を務めた木村博之は、2015年の山本雄大、2016年の飯田淳平の間に位置する世代。2012年にはUEFA(欧州サッカー連盟)が行う将来国際審判員として活躍を見込める若手審判員(30 歳程度まで)を集中的に研修させるプログラム『CORE Programe(CORE)』にも参加している(参考記事:木村主審のレフェリースタイルとは?)。
「この試合はレフェリングの今シーズンのスタンダードが示されます。JFAの小川審判委員長は、『今シーズンは、よりPA内での判定の精度を上げていく。またタフなプレーと危険なプレーの違いを見極め、レフェリングでJリーグのレベルを引き上げる努力をしていく』という話をしていました」とテレビでも実況されたが、ボールにプレーできているか、プレー出来ずに体に影響してしまっているかもしっかりと見極めていた(14分は微妙だったが)。28分のボールアウトの差し違いなど議論できる判定はあった(参考記事:審判団は西川のアピールで判定を変えたのか?レオ・シルバの菊池へのファウルは警告か?)ものの、画面に入っていくポジショニングでPKジャッジも見極めた。ミスジャッジもあったが、試合の勝敗に影響はなかったという意味でも採点3は与えられる。
~採点基準~
5:彼なしに試合はありえなかった
4:普通に試合を終わらせた
3:ミスにも見えるシーンがあったが、試合に影響はなかった
2:カード・得点に対する受け入れられない微妙な判定があった
1:ミスから試合に影響を与えてしまった
0:試合を壊してしまった