「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【監督会見 J2第4節 福岡-熊本】熊本を下して3連勝。「この流れを山形戦につなげていきたい」/井原正巳監督

2017明治安田生命J2リーグ 第4節
日時:2017年3月19日(日)14:03キックオフ
会場:レベルファイブスタジアム/9,008人
結果:アビスパ福岡 2-1 ロアッソ熊本
得点:[福岡]冨安(54分)、[熊本]巻(66分)、[福岡]ウェリントン(76分)

◎井原正巳監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「今日は連休の中日にも拘わらず、多くのサポーターが駆けつけてくれました。そのサポーターに、ホームでの九州ダービーで、勝点3をプレゼントすることができて、本当に良かったと思っていますし、サポーターの応援には非常に感謝しています。
試合に関しては、結果的には勝点3を取り切ることができましたが、ゲームの立ち上がりから、非常に、熊本さんのシンブルなサッカーに苦しめられたなという印象です。巻選手に対してのボールのセカンドボールであったり、全体のラインコントロールを含めて、押し込まれる時間があり、苦しい前半だったかなと思っています。そんな中で、何とか我慢をして、後半に何とか1点を取り、そのあと追いつかれましたけれども、その中で、もう一度、突き放す得点が取れたというのは、チームとしての成長だと思います。しっかりと勝ち切るという部分を身に付けるためには、今日のようなゲームをすることが必要だと思っているので、この結果は今後につながると思いますし、この3連勝という流れを、次のアウェイの山形戦にもつなげていきたいと思います」

Q:1節、2節、そして今日と、前からというか、球際でガツガツくるチームに対するもろさのようなものも感じます。その辺りについては、監督はどのように捉えていらっしゃいますか?
「熊本さんは、けが人が出ているということもあって、今日はシンプルに、割り切ったサッカーをやってこられたので、そういう意味では、かなり苦しめられましたし、そうした相手を、しっかりと跳ね返す力を身に付けたり、セカンドボールを拾って、我々が主導権を握る時間というものを作らなければいけないというところは、今後の修正点だとは思っています。ただ、必ずチャンスは来ると思っていましたし、それをしっかりと堪えて、そのチャンスを確実にものにしていくことができましたし、自分たちが主導権を握って、ゲームを支配できる時間というのも少しはあったと思うので、そこは、より時間を延ばせるようにしていきたいと思っています」

Q:先制点を挙げた冨安選手はプロ初ゴールということになりましたし、それだけではなく、前半には決定的なシュートを防ぐ場面もありました。改めて、冨安選手の、今期に入ってからの成長ぶりについて、お聞かせください。
「昨年からも、ゲームには絡んでいましたし、今シーズンはボランチでスタートしたのち、CBでの起用にはなりましたが、どちらもできる選手でもありますし、いま最終ラインの岩下とのコンビネーションは非常に安定感があります。あの若さで、年齢を感じさせないクレバーなプレー、落ち着いたプレーというのが、継続してできているのかなと思っています。この後、代表の遠征があって次の山形戦には出られないので、チームには影響があると思いますが、みんなで協力しながらやっていきたいと思っています」

Q:ハーフタイムには、監督から、どのような話をされたのでしょうか?
「相手のロングボールに対して、まずはファーストボールの競り合いのところで、いかに負けないか、セカンドボールをいかに拾っていくのかというところを徹底するというところですね。それと、必ずチャンスは来るので、それをいかに確実に仕留めていくのか、カウンターのシーンも必ず生まれると思っていましたので、そういうところのパワーというものを、いかに出していくか、そして、チャンスは逃さないという話を、特に攻撃陣の選手にはアプローチしました。マイボールの時間を大切にするというところについては、前半にも言っていたのですが、後半も、まだまだできなかったことがあるなと感じています」

【中倉一志=取材・構成・写真】
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ