「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【監督会見 J2第7節 福岡-町田】「最後までチャレンジし続けてくれた選手たちに感謝したい」/相馬直樹監督

2017明治安田生命J2リーグ 第7節
日時:2017年4月8日(土)18:03キックオフ
会場:レベルファイブスタジアム/6,021人
結果:アビスパ福岡 1-3 町田ゼルビア
得点:[福岡]ジウシーニョ(66分)、[町田]中島(87分、90分、90分+5)

◎相馬直樹監督(町田);
Q:試合を振り返って
「まずは遠く福岡まで、我々をサポートするためにたくさんの方に来てもらいました。1人足りなくなるというゲームになったんですけれども、そういう状況の中、最後まで選手たちの足を前に突き動かしてくれた声援に感謝したいと思います。なかなか勝てていなかったんですけれども、勝利を喜び合えたことをうれしく思います。

ゲームのほうは、天候の状況、そして、非常にここ最近にしては暑くなったと言いますか、湿度の高い、そういった中でのコンディションということで、総力戦になるのではないかなと見ていました。そういう意味では、最後にどちらかの足が止まるというケースもあるのではないかなと思っていました。

そういう中で、前半は、かなりバトルの多いゲームの中で0-0で折り返したんですけれども、後半は、少しずつ自分たちが前へ出て行くパワーが失われていった時間で、セットプレーから点を取られる、ビハインドの難しい状況になったんですけれども、退場したこと、そこから潮目といいますか、流れが変わったかなと思っています。やはり、人間のやるスポーツですので、これで福岡さんが引いたというか、そういうところが出たのかなと。そして我々は、少し勝ちがない状況の中で、10人でも勝ちに行くという姿勢が出せたのかなと思っています。その中で得点が生まれたというところだったのかなと思います。

今日は、昨年J1で戦っていた福岡さんが相手ということで、チャレンジャーとして、本当に真の意味でチャレンジャーとして戦えるという話をして送り出したんですけれども、コンディション的にはきついところがあったと思いますが、90分、10人になった中でも、最後までチャレンジし続けてくれた選手たちに感謝したいと思います」

Q:後半の13分に、森村選手に代えて吉濱選手を投入されて、比較的早い時間に代えたという印象を受けました。彼を投入した意図と、終盤にボランチの井上選手から平戸選手に代えましたけれども、その意図の2つについて、お聞かせください。
「森村から(吉濱)遼平に代えたところですけれども、その前までの流れですと、0-0の流れというのは作れるかなというところだったんですけれども、吉濱の場合は、少し、ハードワークの量の部分ですとか、そういうところで、少し目をつぶらなければいけないところがあるんですけれども、攻撃のクウォリティというところで、ひとつ人と違うところが出せるというところで、今日はできるだけ早い時間に点が取りたいと思っていたので、先に仕掛けに入ったということです。ただ、結果として、そこで1点を失っているので、それが正しかったかどうかは分からないんですけれども、3点とも彼のアシストだったと思うんですけれども、そういうところも含めて、彼の仕事はしてくれたのではないかなと思っています。

次に平戸太貴ですけれども、やはり人数が減っていましたので、当然、運動量のある選手を入れたいというところと、追いつく、ひっくり返す、まずは追いつくというところだったと思うんですけれども、マイボールに全然ならないわけではないのですが、なったボールを、実際に最終的に点にするためには、やはり1本のパスであるとか、ひとつのコントロールであるとか、そういうところで勝負が決まってくるというところで、平戸自身が、そういう部分でこだわりを持ってプレーできる選手だと思っていましたし、井上は、最前線まで出て行って、最終ラインにまで戻るということを、10人になっても続けていましたので、かなり疲れていたというところも含めて、彼を投入しました」

【中倉一志=取材・構成・写真】
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