「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【監督会見 J2第15節 金沢-福岡】首位奪取。「気を引き締めて、この順位をキープしていくだけ」/井原正巳監督

2017明治安田生命J2リーグ 第15節
日時:2017年5月21日(日)13:03キックオフ
会場:;石川県西部緑地公園陸上競技場/3,454人
結果:ツエーゲン金沢 0-5 アビスパ福岡
得点:[福岡]ウェリントン(17分)、石津(24分)、ウェリントン(42分)、松田(73分、87分)

◎井原正巳監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「今日は3連戦の最後の試合でしたが、日程かタイトな中、選手は本当に90分間、力を出し切ってくれたと思いますし、多くのサポーターが金沢まで来て応援してくれたので、勝点3が取れて良かったと思います。
金沢さんは、ホームゲームでは非常に粘り強く、よく走りますし、守備がストロングで、カウンターに特長があるチームなので、そこをしっかりと抑えようということでゲームには入りました。立ち上がりから、いい入りも出来たと思いますし、やはり、セットプレーから点が取れたのが大きかったと思います。その後も、前半、後半と、しっかりと、したたかに守りながら追加点を奪えたというのは、チームにとっては大きかったと思いますし、交代で入った選手が、しっかりと活躍してくれましたことで、チームによりいい形での競争が生まれ、次に向かってレベルを上げていけるかなと思います。来週からホーム2連戦がありますから、しっかりといい準備をして、このポジションをしっかりとキープできるようにしたいと思います」

Q:今シーズンのテーマである「ウェリントン+αの攻撃のバリエーション」というところでも、その精度が高まっているように感じます。
「ようやく、シーズンの3分の1が過ぎたばかりですが、最初の7試合はセットプレーからのゴールが多かったのですが、次の7試合、今日は8試合目ですけれども、セットプレー+それ以外の攻撃の選択肢が非常に増えてきました。もちろん、ウェリントンが中心になる攻撃ではありますが、彼を上手く使いながら、周りの選手がボックス内に入っていく、あるいはシュートを打つシーンが増えてきましたし、クロスからのバリエーションも含めて、そういう形がゴールにつながっているのかなと思います。選手が、日々、いろんな意識を持ちながら、ウェリを使うということを考えながら、トレーニングを積み重ねてきた成果が、少しずつ出てきているのかなと思います」

Q:これで首位に立ちましたけれども、感想としてはいかがでしょうか?
「我々は、いつもチャレンジャーの気持ちを忘れずに戦ってきましたし、これまでも、東京Vさん、湘南さんと、首位のチームと戦う時は、強い気持ちで戦ってきました。それが、我々が首位に立ったということで、今度は、相手チームがそういう気持ちで戦って来るということを踏まえて、気を引き締めて、この順位をキープしていくだけだと思います。最終的に順位が落ちてしまえば意味がないので、とにかく、しっかりとキープできるようにやっていきたいと思います」

Q:4連勝していることもあると思いますが、1戦、1戦重ねる中でチームの強さのようなものが感じられるようになっています。そのあたりの手応え、要因を、どのように感じていらっしゃいますか?
「チームとして、いままでやってきたことの裏返しになると思いますけれども、ゲームを重ね、そして結果が付いてくることで、自信も付いて来ていますし、その要因としては、やはり、勝っているということが大きいと思います。その上で、前節の湘南戦も、内容的には悪い前半がありましたけれども、悪い時間であっても、選手たちがしたたかに、上手く乗り切るというゲームをコントロールすることであったり、慌てずにプレーすることであったり、そういうところがチーム全体として、少しずつできるようになってきたのかなと感じます。そういう部分が、最後にしっかりと勝ちをモノにするしたたかさにつながっているのかなと思いますね。また、3分の1が終わった時点で、ゴールを取るバリエーションが増えてきたのも大きいと思います。加えて、無失点のゲームが増えてきていることもチームの成長を感じる部分でもあります。これで4試合連続無失点ですが、全員の守備意識が少しずつ上がってきているし、約束事等も浸透してきたのかなというところがあります」

【中倉一志=取材・構成・写真】
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