「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【コメント】中田浩二「ミツオ、モト、ソガ。この3人は本当にすばらしい友であり、ライバルでした」/2014年最終戦セレモニーにおいて(2014.12.06)

■MF6 中田浩二選手

まず始めに、このようなセレモニーの場をつくっていただいたクラブ関係者の皆さま、残って下さっているサポーターの皆さま、鳥栖のサポーターの皆さまも本当にありがとうございました。正直、この決断をするまでにさまざまな葛藤がありました。チームに貢献できない悔しさやもどかしさ、またチャンスがあればまだまだやれるっていう自分の中での自信があり、さまざまな葛藤のなかで迷い、悩みました。しかし、最終的には自分がアントラーズ以外のユニフォームを着てプレーしている姿が想像できなかったので、現役引退を決断しました。

98年に加入して以降、ほんとうにすばらしい経験ができました。自分が思い描いていた以上のすばらしい経験でした。11個のタイトルに、ワールドユース、オリンピック、2度のワールドカップ、そして海外移籍。これらすべての経験ができたのもいままで私に関わって下さった皆さんのおかげだと思っています。本当に感謝してもしきれません。両親、妻、チームメイト、チームスタッフ、そしてサポーターの皆さん、17年間、夢のような世界を本当にありがとうございました。

あと、一つだけ言わせて下さい。ミツオ、モト、ソガ。この3人は本当にすばらしい友であり、ライバルでした。彼ら3人がいたから僕はいままでがんばれたと思うし、このような経験ができたと思います。一番最初に引退するというのはちょっとシャクですけども、本当にいままでありがとう。

最後になりますが、サポーターのみなさん、アントラーズはタイトルを取り続けなくちゃいけないクラブだと思います。愛情を持って、ときには厳しい言葉をかけながら、選手を後押しして下さい。これからも鹿島アントラーズをよろしくお願します。どうもありがとうございました。

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