「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【セレーゾの覚悟】ベストを追求しすぎず、ベターを目指し2ndステージで結果を(2015.06.25)

 ジネイの長期離脱を受け、24日の戦術練習では赤﨑秀平がトップの位置に入っていた。どうやらトニーニョ・セレーゾ監督は、しばらくこの形を継続する心づもりのようだ。なにしろFWの選手層はあっという間に元通りになってしまったからだ。復帰間近と思われていたダヴィは膝に水が溜まり試合に出られる状態になるにはもう少し時間が必要そうであり、高崎寛之は結果を残せていない。好調な赤﨑が先発に収まるのは至極当然のことだろう。

 

 水曜の練習では、トップだけジネイから赤﨑に変更されていたが、その他のポジションは横浜FM戦の先発メンバーがそのまま継続していた。川崎Fのように人数をかけて攻撃に出る相手に対してはカウンターが武器になる。キープ力に優れた遠藤康よりも、カイオと金崎夢生を揃えた両翼の方が合理的と思われる。これも前節と同様に、フィールドにスペースが生まれ始める中盤以降に遠藤を投入する方が効果的だし、相手にダメージを与えられるだろう。

 

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