【プレイヤーズファイル】2015年総括~ボランチ編②:梅鉢貴秀、久保田和音、大橋尚志~(2016.01.15)
鹿島のボランチに最も求められるのは試合をつくる能力だ。パスを散らしてリズムをつくるのはもちろん、味方へのサポート、敵の攻撃の芽を摘むポジショニングなど、ピッチ全体を見渡していまなにをすべきなのか的確に把握できる能力を要求される。
ただし、それは鹿島だけが特別に求めるものではない。Jリーグにはシステムが確立され、その場面でどう動けばいいのか共有されているようなチームもあるが、そうしたチームを見ても攻守の中心には不動のボランチがいる。いくらシステムを共有したところで、最後に創造性を生み出すのは選手個人のイマジネーション。彼らが試合に出ているかどうかで、ゲームのクオリティは大きく左右される。
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