「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

☆無料記事☆【コメント】石井正忠監督「内容的にはよくなく、勝点3を拾った印象です」/1stステージ第10節新潟戦(2016.05.04)

■石井正忠監督

まずは今日も多くのファン、サポーターの皆さんが来てくれたなか、勝利を届けられて本当によかったな、と思います。試合内容としてはあまりいい内容ではなかったのですが、この前ホームゲームで柏レイソルさんとやったときは、内容はよいなかで負けてしまったので、今日はあまりよくなかった内容でしたが勝ち切れたのは非常によかったと思います。

 

 

――点が入らないなかでどういうイメージで練習していたのかということと、選手が入れ替わっていることは得点を取ることに関係しているのか、それとも日程的なものなのか教えてください。

まず選手を替えたのはコンディションの部分と、相手の戦術を分析して、このメンバーで自分たちの良いプレーが出るんじゃないかと思って、このメンバーを選びました。前節の「策がなかった」と言った件に関してですが、いろんなメンバーでトレーニングしてるなかで、得点だけが試合で取れなかった形だったので、なにかきっかけがあればうまく行くんじゃないかと思いまして、今日はこういうメンバーを選びました。いま、いろんなコンビネーション、いろんな崩しでのボックス内に侵入する形をトレーニングしていて、今日はクロスから2点取りましたけど、その形というのもトレーニングしていて、選手たちも意識してやってくれているので、そういった部分が非常によかったんじゃないかと思います。1点目なんかは、ああいうタイミングでないとあそこには合わなかったと思うので、夢生のクロスの質とジネイのクロスに対する入り方は非常によかったと思います。

 

――クロスはいろんな種類を練習されたのですか?

そうですね、そういうのも意識してやりました。でも、今日の試合展開で予想していたのは、ある程度相手を押し込む形からコンビネーションで、3人目だったり、ワンツーだったり、深いところをえぐって、という展開ができるんじゃないかと思っていたんですけど、新潟さんの守備が非常によかったので、それができませんでした。だから、チャンスが多くできなかったという部分はあると思います。

 

――永木選手を入れたことでどんなことができる、どんなことが生まれると期待されて出したのでしょうか?それがどういう風に実現されたでしょうか?

彼を入れたのは守備のところでのアグレッシブさがあるということ。相手のレオ・シルバ選手のように自分一人で奪いに行ける能力が高いので、その辺を期待して入れました。あと、攻撃面でも非常に視野が広くてまわりの選手を良いタイミングで使うことができるので、その辺も期待して入れました。今日は90分試合に出てもらって、思っていたところのパフォーマンスは見せてくれたと思います。しかし、彼はもっともっと高い能力を持っていると思うので、その辺は後半も終わりに入ってきた満男が、ああいうタイミングで入って何回もボールを奪ったり、繋ぎの部分で絡んできたりとか、そういうところに近い形でのパフォーマンスを永木自身もできると思うので、その辺はもっともっと求めていきたいと思いますし、その能力は確実にあると思います。

 

――ジネイ選手を起用した理由と、その評価をお願いします。あと、西選手がヒーローインタビューで「まだまだ」という言葉を連発していましたが、チームとしてはまだまだでしょうか、監督の考えを聞かせてください?

まずジネイの質問ですが、彼自身、ちょうど中盤辺りでは非常にうまく味方をつかって、コンビネーションで崩していける。そこからゴール前でプレーすることが特長だと思うので、そこが試合展開のなかで出せると思って今日はジネイを出しました。得点も取ってくれましたし、あとは守備の面での貢献度も非常によかったと思います。久しぶりにJリーグではスタメンから出ましたが、期待していたところも部分はやってくれたと思います。交代したのは、もっと相手を押し込む形をつくりたかったので交代しましたが、限られた時間のなかで、攻守に渡って期待していた通りの活躍をしてくれたと思います。

大伍が言った「まだまだ」という点については、そこはほんとうに今日の試合内容を見てもらえればわかる通り、攻撃面でも少しテンポが遅かった。あと守備の面でもこぼれ球を拾うアクションは相手の方がよかった。そういう点でも内容的には褒められる内容ではなかったと思うので、そういう表現になったんじゃないかと思います。僕自身も初めにも言いましたけど、内容的にはよくなく、勝点3を拾った印象です。

 

 

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