「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

☆無料記事☆石井正忠監督「複数の関係で相手のスペースに入っていく形を意識しました」/1stステージ第14節甲府戦(2016.05.29)

■石井正忠監督(鹿島):

今日は甲府さんを相手に、かなり堅い守備のブロックをつくって戦うチームなので、そこをどう攻めていくかということに狙いを持って試合に入りました。前半、ああいう時間に得点をできたことは流れとしては非常によかったんじゃないかと思います。後半も、落ち着いてボールをまわすことができましたし、相手のクリスティアーノ選手、チュカ選手にしっかりリスクマネジメントをしながら、自由に攻撃させない形もできていましたので、それを90分続けてできたんじゃないかと思います。追加点も取れましたし、失点なしで終えたことも非常に評価できる部分だと思います。

 

――土居選手が5試合ぶりの先発させた理由と2得点の評価、あとは西選手が欠場した理由をお願いします。

まず聖真を起用したのは、相手の甲府さんの守備に対して、狭いスペースで受けられたり、あとはそこで前を向いて仕掛ける形ができる選手なので、夢生と組み合わせるなかで、一人はそういう選手が必要だろうということで今回は聖真を選びました。パフォーマンスとしてはゴールも獲りましたし、ゴールに向かう意欲も非常に今回はあったということ。あとは攻撃だけじゃなくて守備のポジショニングも非常によかったので、守備への貢献度も非常にあったと思います。大伍に関しては少し足が痛んでいたので、その状態をよくするということでユキを使うことを選択しました。

 

――試合前に選手にはどんな指示を出したのかと、1stステージ残り3試合への意気込みをお願いします。

相手の堅い守備にどう対応するか、というのは、いままでもそういうチームがあるなか、なかなか崩す形から点に繋がるところがなかったので、そこをコツコツトレーニングしたということと、今週に関しては、2人、3人の関係や、複数の関係で相手のスペースに入っていく形を意識しました。これは他のコーチにも頼んでウォーミングのアップ部分から意識させるトレーニングを組んだので、そういうところがゲームにも出たんじゃないかと思います。非常に選手が真剣に取り組んでくれた部分と、あとはいろんなコンビネーションで崩す形が非常に合って、それで崩す形ができたんじゃないかと思います。

あと1stステージは残り3試合ですけども、私たちはほんとうに順位が上のチームに対して勝点を離されるわけにはいかないので、今日もそうでしたけど、残り3試合はとにかく勝点3を積み重ねて引き離されないこと。次節、Jリーグでは浦和と直接対決になりますので、そこで勝って、またさらに勝点をどんどん積み重ねていきたいと思っています。

 

 

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