「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

☆無料記事☆石井正忠監督「優勝に向かっていきたいと思います」/1stステージ第16節神戸戦(2016.06.18)

■石井正忠監督

まずは、今日もアントラーズのサポーターの皆さんが、この神戸まで足を運んで下さり、ほんとに選手を後押ししてくれたと思います。それと、神戸のファンの皆さんもたくさんお越しいただいて、18千人ほどのたくさんの皆さんの前でサッカーができる幸せを感じました。

試合の内容ですけども、最初、うちが少し押し込まれた形、そしてセットプレーから失点してしまいました。前半は、自分たちが繋ぐ形ができずに、自分たちのミスから相手にボールを渡す形が多くなってしまって、自分たちのリズムができず失点してしまいました。その後、前半の終わりにいい形で同点にして、後半はまた振り出しに戻る形で、また最初から自分たちでボールを収めて落ち着いてやろうということを話して、それが後半はある程度できたんじゃないかと思います。

最後にはいい形から得点ができて2-1で勝つことができました。本当に選手たちは前半と後半からの戦い方を切り替えて、しっかり自分たちのサッカーをやってくれて、90分戦ってくれたと思います。

 

――順位が逆転して首位に立ちました。優勝に向けた手応えは?

もう何試合も前から、私たちは勝点3を積み重ねていくしかない、1試合、1試合勝っていくしかないということを言ってましたので、最後の試合もホームゲームですし、たくさんのアントラーズファンの皆さんの前でしっかり勝点3を取って、優勝に向かっていきたいと思います。

 

――前半かなり押し込まれたと思います。球際でもこぼれ球をかなり拾われました。その辺の原因は?

僕自身は、かなりグラウンドがスリッピーだったので、コントロールミスがあったのと、少し判断が遅くなったのでパススピードをあげなければいけない、と。パススピードがあがるとコントロールしづらいので、その辺がうまくいかなかったんだと思います。後半に入る時に、まずパスのテンポを速くしよう、判断とプレーのスピードを速くしよう。そんなにパススピードを上げなくても、しっかり繋ぐ形ができれば、相手陣内に押し込む形ができれば、攻撃の形はできていく、という話しをしたので、後半はしっかり繋ぐ形はできたんじゃないかと思います。

 

――苦しい試合だったと思いますが、それを逆転して勝ったことに選手の力がついてきたと感じますか?

はい、感じます。

 

――常勝と言われたクラブがタイトルから遠ざかっていた。そういうものを勝ちとれる力を感じていますか?

そうですね。昨年までさかのぼって、ナビスコカップを優勝したことはそういう要因になっていると思います。そこから今年はさらにレベルアップして、個々にレベルアップ、戦術的にもレベルアップして、もっとよりよいサッカーをしていこうということで始まったので、その1stステージの積み重ねがいま出てると思います。だから本当に選手の頑張りがあったからだと思います。

 

 

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