「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

☆無料記事☆石井正忠監督「前半のうちに2点取れたことがポイントだと思います」/2ndステージ第3節名古屋戦(2016.07.13)

■石井正忠監督(鹿島)

今日は平日のナイターで、しかも天候が悪いと予想されたなか、6千人ほどの方が見に来ていただきました。、その方々のためにも勝利を届けたかったので、そういう意味で言うとしっかり無失点で、しかも複数点が取れて、自分たちのサッカーを見せられたことは非常によかったと思います。

試合の内容的にも、前半から自分たちの形で前からプレッシャーをかけて、相手のボールを奪うという形。そこからきれいな流れではなかったですけど、早い段階で得点で来たということが非常によかったな、と思います。前半のうちに2点取れたことが今日はポイントじゃないかと思います。

名古屋さんの攻撃の形としては、長いボール、ロングボールから身長の高い選手を使っての攻撃、クロスからの攻撃という形が多かったので、そこをしっかり防げば自分たちの流れに持って行けるんじゃないかと予想して、メンバーも選びました。入ったメンバーが90分集中力を保って戦ってくれたと思います。それによっていい結果が生まれたと思っています。

 

――メンバーを5人入れ替えたのは、名古屋に合わせた部分の他にも中3日の連戦を考慮したのでしょうか?

言える部分で言うと、相手の戦術に合わせた布陣と、あとはコンディションの部分です。

 

――鹿島というクラブはブラジル人監督が多くて、勝ったときにはスタメンはいじるなというような伝統もあったと思うのですが、そういう決断をすることに対して、監督としての心境は?

日本人なので(笑)、自分の考えで代えました。

 

――垣田選手が初スタメンでしたが、試合が終わってからどんな言葉をかける予定でしょうか?

彼の今日のパフォーマンスは、前半から足を怪我していたので、それによって少し動きがあまりよくなかったかな、と思います。もうちょっと長い時間プレーしてもらえると思っていたのですが、その痛みもあって、少し早めにバテてしまった感じがあったので交代しましたけど、でも、攻撃面でも守備面でも、こちらの求めていることはやってくれていたので非常に評価はしています。もっともっと能力のある選手だと思うので、これ以上にやってもらいたいという期待を持っています。

 

――金崎選手の怪我の様子と、ブエノ選手と永木選手の今日の評価をお願いします。

まず、夢生に関してですけど、そんなに重症ではないので、次の試合だったり、その次の浦和戦には当然戻って来てくれると思いますし、戻って来て欲しいと思います。

亮太とブエノに関しては、非常に今回も良いパフォーマンスをしてくれたと思います。特にディフェンス面でのタイトなマークだったり、球際の強さだったり、そういうところは存分に出してくれたと思います。そこの部分に関しては、あの二人をスタメンに選んで良かったなと思います。ああいう選手が出ることによって、これからどんどんチームの競争力も上がってくると思いますし、チーム全体のレベルも上がってきてると実感しています。

 

あと、僕の方からいいですか?

いま、試合の前日と当日に、”Are you ready?”と書かれた紅いTシャツを、ホームタウンの方々が着てくれているんですけど、ホームタウンでアントラーズを盛り上げようという形が、すごい表れていて、僕は非常に感動しています。それに加えて、今回は平日のナイターでしたけど、こういうときこそホームタウンの近い方がもっともっと見に来てくれると、選手をもっと後押ししてくれる形、サポートしてくれる形になると思うので、ぜひ平日のナイターですけど、どんどん地元の方が見に来てくれると嬉しいと思います。そのためには、自分たちが質の良いサッカーを見せないと見に来てくれないと思うので、その辺はこっちもしっかりやって、良いサッカーをやって、勝ち続けたいと思います。

 

 

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