「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

☆無料記事☆石井正忠監督「自分たちの戦い方は変えずに行きたいと思います」/スルガ銀行CS公式記者会見(2016.08.09)

■石井正忠監督(鹿島)

明日のスルガ銀行チャンピオンシップですけども、昨年ナビスコカップを優勝しまして、この大会に出場する権利を取れてから、この大会に参加する喜びを感じていました。対戦相手のサンタフェさんは、コロンビアを代表するチームだと思いますし、特に南米のチームに関しては高い技術力と賢い戦い方をしてくるチームが多い、という印象があるので、そこにしっかり日本のクラブの代表として戦って、アントラーズとしては3度目の出場となりますけど、しっかり勝ちにこだわっていい結果を得たいと思います。

 

■西大伍選手(鹿島)

今年ACLに出られていない僕らにとっては、数少ない国際経験というか国外のチームとの対戦なので、個人的にもそうですし、チームとしても可能性と言うのを示していきたいな、という思いです。

 

 

――本大会に向けてどういったサッカーで南米のチームと戦いたいでしょうか?

■石井正忠監督(鹿島)

自分たちの戦い方は変えずに行きたいと思います。やはりいままでJリーグでやってきた自分たちからボールを奪いに行く守備の仕方、そして、自分たちでボールを奪ってから相手陣内でボールを持っている時間を多くして、いろんな崩しの形から攻撃する部分を出していけたらな、と思います。先ほど言いましたけど南米のチームと戦う上で、ほんとうに賢く戦ってくるチームが多いので、その辺は立ち上がりに相手の状況を見ながら、初めて対戦するチームですし、しっかり見極めながら落ち着いてゲームを進められたらいいと思います。90分でしっかり勝負が決められるように、そういう戦いをしていきたいと思います。

 

 

――自分たちのサッカーというのは、ほとんどメンバーを変えないと受け取っていいのでしょうか?またコロンビアのサッカーのイメージは?

■石井正忠監督(鹿島)

誰が出てもどういうメンバーでも、自分たちのスタイルを変えないということなので、メンバーを変える変えないということと話しは別です。

あと、コロンビアのチームのサッカーに関しては、今回のサンタフェ産の試合を何試合か見ましたけど、しっかりした守備のところから、縦に速いサッカーをやってくるチームだという印象があります。その辺の部分はしっかり防がないといけないな、という印象はあります。

 

 

――この大会を向かるにあたって準備期間は短かったと思います。どんなことに重点を置いてトレーニングを積んだのでしょうか?

■石井正忠監督(鹿島)

基本的にはいままでと変わらない、リーグと戦っている時と変わらない部分です。あとは、相手のスタイルだったり、相手のサッカーに対してどうすればいいか、というところを細かい練習で落とし込むことはできなかったですけど、ミーティングでしっかり選手に与えながら、意識してトレーニングをしてきました。

 

■西大伍選手(鹿島)

個人個人の特長というのは、スカウティングをしてもらって、僕らも頭に入っていますが、相手がどういう戦いをするのかと言うのは、やはり試合に入ってみないとわからないところが多いので、試合に入ってから見極めながらやり方を変えられるというか、対応していく力が必要かなと思います。

 

 

――南米とやるときに、どこにJリーグとの違いを感じていますか。またどんなところが楽しみですか?

■西大伍選手(鹿島)

南米のチームとは、僕もそんなに対戦したことがなく、このスルガ銀行チャンピオンシップでしかやったことがないですけど、前半と後半でまったくテンションが違ったり、僕らが良い流れで攻めていても一発で決める力がある印象です。

楽しみなのは、やっぱり日本人とやるのとは違う体の当たり方だったり、ドリブル技術だったり、そういうところに対してどうやって対応するか。新しい自分たちを見せるいい機会と思っています。

 

 

――このタイトルを獲ることで変わるものがあれば教えてください。

■石井正忠監督(鹿島)

やはりタイトルを獲るということは、一つ成果をあげるという意味なので、それがチームにもたらす意味は非常に大きいものがありますし、チームの自信にも繋がるし、やっているサッカーに対する自信にも繋がります。このタイトルを獲るということは、チームにとっては大きな意味をもたらすと思いますし、このクラブにもう一つこのタイトルを刻むという意味ではクラブにとっても意味があると思います。

 

■西大伍選手(鹿島)

この大会の特長として、去年のナビスコカップを獲って戦えるということもあります。そういう意味で、今年だけじゃないいままで積み上げてきたものが、タイトルを獲ることによって認められるというか示せると思うので、重要なタイトルだと思っています。

 

 

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