「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

☆無料記事☆石井正忠監督「鹿島らしさというのは変わらず出せているのでは」/スルガ銀行CS 対インディペンディエンテ・サンタフェ(2016.08.11)

■石井正忠監督(鹿島)

まずは、今日も多くの方が、私たちの勝利のために集まってくれましたけども、タイトルのかかった試合でタイトルが獲れなくて、ほんとうの残念に思います。

試合内容ですけども、サンタフェというチームは、堅い守備のところから高い個人技を使いながら前への勢いがあるチームだというのは、映像を何試合か見たなかでわかっていたんですけども、その辺はうまく全体としては対応できていたと思いますけど、セットプレーで一瞬の隙を突かれて失点してしまった。そこで負けてしまったのはほんとうに悔しく思います。

 

――2つうかがいたいのですが、1stステージを獲ったときのような鹿島らしさがピッチで出せていないように思います。監督はどのようにご覧になっていてどう修正しようと思っているのか。あと、ファブリシオ選手の評価をお願いします。

まず最初の質問ですが、鹿島らしさというのは変わらず出せているのではないかと思います。結果に繋がっていない部分があるので、かなりパフォーマンスが落ちているような表現をされますけども、内容的には非常によくなっているとは思うんですね。それがなかなか得点に繋がらない。ちょっとしたミスのところで失点してしまうというところから、うまく流れに乗れていないところが現実にあるんじゃないかと思います。

修正していく部分では、Jリーグの前節の仙台戦などは、非常にビルドアップの形から、安定した形で相手陣内に入る形はできたと思うので、その辺はある程度は修正できているのかなとは思います。

あとは、ほんとうに今日なんかもセットプレーのところ。メンバー交代したときに、マークを誰につかせるかがハッキリしなせず失点してしまったので、その辺は細かいところですけどもすぐに修正できるところだと思うので、その辺はしっかり修正したいと思います。

あと、ファブリシオ選手に関してですけども、まだやはりチームに合流して間もない期間で今日は出てもらいましたけども、まだまだまわりのメンバーとのコミュニケーション、コンビネーションという部分ではできてきてないな、と思っています。非常に能力が高い選手だとは思っているので、それをチームの力として出したいと思って今日は使ったんですけども、少しボールを受けに下がってしまったりしたので、その辺はどんどんトレーニングによって改善されると思います。

 

 

――結果になかなか出ないときに、選手の気の持たせ方で大事にしなければいけないことはどうお考えですか?

僕自身のやってきたことをぶらさないこと。つねに選手に言い続けていくことじゃないかなと思います。うちがやっているサッカーというのは質の高いものだと思うので、そこで1stステージは結果が出ました。2ndステージはこうやってなかなか結果は出ませんけど、内容的には良いサッカーができていると思いますので、そこが結果に結びつかない原因は、なかなか探っていながらうまく解決策ができていないのが現状です。そこがなにかをきっかけに良くなるんじゃないかと思って、今日の試合に向けてもタイトルを獲ることによって、そういう部分が上向いていく、良くなっていくと思ったんですけども、また今日もタイトルを失ってしまった、負けてしまいました。ここで落ち込んでしまうのではなく、前を向いて、切り替えていかなければいけないと思うので、自分の考え方だったりはぶれずにやっていくことが大事になると思います。続けてしっかり頑張りたいと思います。

 

 

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ