「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

☆無料記事☆大岩剛監督代行「(金崎について)もう解決していることだと認識しています」/2ndステージ第10節横浜FM戦(2016.08.27)

■大岩剛 監督代行

まず、この悪天候のなか、アウェイにもかかわらずたくさんのサポーターに来ていただいたのと、あとは大きな声援をいただいたことに関して、この場を借りてお礼を言いたいと思います。ありがとうございました。

試合に関しては、失点した時間帯、あとは2失点目のやられ方を反省すべきだと思います。あとは試合へのアプローチが自分が思っているのと少し異なる入り方だったので、そこを少し修正しようと思ったんですけど、なかなか私の力不足で立て直せなかった。後半になって選手がメッセージをすばやく解釈してくれて、グランドのなかで表現してくれたことはすごく自分自身も嬉しかったですし、あとは最後の一押し、1点取る力がなかったことは私の力不足かな、と感じています。

 

――赤﨑選手に代えて伊東選手を入れた意図と成果をお聞かせください。

マリノスさんの齋藤学選手への対応、あとは西のイエローカードを含めて、そこうまく回転させたいと思いました。試合前から伊東に対しては、ある程度、ああいう場合もあるということを伝えていたので、プラン通りというか、相手のマリノスさんのウィークポイント、ストロングポイントを見て、赤﨑が負傷したというのもありますけど、そういうところは狙い通り、伊東が活性化してくれたという風に評価しています。

 

――攻撃の強度を高めたかった?

そうですね。

 

――ファブリシオ選手を投入したあとのシステムを教えてくれますか?

彼に指示したのは、2トップのトップ下という形で入ってもらいました。あとは両サイドに開く場合もありますし、内側に絞る場合もありますし、そこにSBが絡む形もありますし、数字で言えばそういう[4-1-3-2]という形になると思います。

 

――今日は急遽指揮を執ったと思いますが、どうやってチームを持って行ったのでしょうか?

昨日の時点で石井監督が体調不良というのは聞いていましたし、石井監督が来られないという最悪の事態も想定して準備してくれ、とクラブの方から言われていました。昨日の時点で選手にも伝えましたし、そういうなかで選手にはいままでやってきたことをもう1回やる。自分たちがアグレッシブに、強度をあげて、前から行くということを再確認して、今日の1試合に向けて準備しました。選手にも精神的な部分、メンタル的な部分を主に僕の方から伝えました。

 

――金崎選手がこの間、監督との問題があって、監督がこういう形で休んでしまった。彼に対するアプローチが難しかったと思いますが、彼への指示とパフォーマンスについてお願いします。

僕が彼に対するアプローチが難しかったということですか?いえ、そういうことは全くなく、彼自身の行動に関しては僕が評価するところではないですし、クラブのなかで解決することなので、それはもう解決していることだと認識しています。彼に対する選手としての評価は、僕自身はすごく信頼していますし、彼のプレースタイル、勝負に対する執着心、そういうものはこのチームに欠かせないと感じています。当然、石井監督もそういうことで今週は準備してきたと思いますので、もちろん彼に対しても信頼を置いているということを伝えましたし、チームのなかでの立ち位置、彼の責任というものも話しをしながら、彼にはアプローチしたつもりでいます。

 

 

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