「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

☆無料記事☆石井正忠監督「選手たちは自分の役割を全うしてくれたと思っています」/CS準決勝川崎F戦(2016.11.23)

■石井正忠監督(鹿島):

こういう戦い方になるんじゃないかと予想はしていたので、まずは次の決勝に進むことができて本当によかったと思います。どういう内容であれ、1点僕らが上まわっていることが次に進む条件だったので、それを果たすことができて良かったと思います。90分間、選手たちは自分の役割を全うしてくれたと思っています。

 

――1点取ってから三竿選手や植田選手を投入しましたが、どれくらいの時間から1点を守り切ることを意識したのでしょうか?

細かい時間は覚えてないですけど、状況を見ながらDFラインの部分で引けてしまった部分があったので、そこを修正するのと、あとは川崎さんもパワープレーに出てきたので、そこの対応ということで交代しました。

 

――前半からかなり積極的行ったと思いますが、どういう形で川崎から点を取ろうと思っていたのでしょうか?

自分たちが相手陣内でボールを保持する形ができれば。あとは、変な形でボールを奪われないで相手陣内にボールを運べれば、いろんな形からチャンスはつくれると思っていました。あと、クロスに対して川崎さんは比較的中央に留まって、高い選手が中で待つという傾向もあったので、そういうところをどう崩すかというところを後半はアドバイスして、選手を送り出しました。ボックス内に侵入することだと思います。

 

――速いクロスがニアに入ってピンポイントで合わせる形だったんですけど、そこは狙い通りだったんですか?

そこは多分、選手自身が状況判断で狙ってくれたんだと思います。そういう状況を合わせるための練習は繰り返し、クロスのトレーニングもやっていたので、そういうところがあったんじゃないかと思います。意図的にこれを徹底的に狙っていこうということは指示していません。選手のその状況の判断ですね。

 

――三竿選手を入れたところで、永木選手を中に残すやり方もあったと思うのですが、永木選手を外に出した狙いは?

彼の特長で、前にかなり距離を持ってボールにプレッシャーに行けるので、そこを狙いとして、どちらかと言うと健斗は後ろでバランスを取るような形なので。あとは奪ってからもう1回さらに前に攻撃のところでも行ける、という狙いで亮太をサイドに出して健斗を中に入れる形で出しました。

 

――1stステージと2ndステージで大きな波があったことについて

僕自身もいろいろあったので、その辺、自分自身もこういうような成績の浮き沈みが起きたのか、まだしっかり分析できていないところもあります。それは1stステージをとったことによって、僕自身なのか、チーム全体なのか、少し安定してしまったところがちょっとしたプレーに出てしまったのかもしれないですし、その辺はなんとも言えないです。今回は1stステージと2ndステージの間が1週間しかなかったので。その辺の切り替えの部分だったり、選手に対してどういうアプローチをすればよかったかを自分自身も反省しないといけないかな、と思っています。

あと、リーグ戦でも2ndステージの最後の2戦、あとは天皇杯というは非常に良い形が出てたので、そこはどうにか戻そうという気持ちはあったので、それは僕も選手も良い形に戻そうという気持ちがあったので、それが良い戦いに向かったんじゃないかと思っています。

 

――決勝戦第1戦はカシマスタジアムでやることになりました。ホームアドバンテージで期待したいことは?

それは今日のスタジアムの雰囲気を見てもらうとわかると思うんですけど、あれだけのフロンターレさんの声援と言うのは、本当にチームを動かすことができると思います。それを今度はカシマスタジアムでできる。多くのアントラーズファンのなかでできるので、そこは最大限に使っていきたいと思います。今シーズンのスローガンである「FOOTBALL DRAEM ともに」という言葉がありますけど、クラブを取り巻くアントラーズに関係するすべての人達の力を借りてしっかり戦いたいなと思っています。

 

 

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