「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【レビュー】鹿島はどこまでも鹿島らしく、8度目のリーグ制覇を成し遂げる/CS決勝2nd浦和戦(2016.12.05)

 チャンピオンシップ決勝第2戦前夜、明日の試合に向けたミーティングを終えたあと、西大伍と鈴木優磨は不思議な感覚に包まれていた。

「これ、勝ったな」

 二人とも意見は同じだった。緊張感を保っているのに、落ち着いている。小笠原満男がどっしり構えているのは当然のことだったが、選手の誰もがそうした落ち着きを見せ、わざと落ち着いた素振りを見せる選手もいない。その感覚は、昨季のヤマザキナビスコ杯決勝と同じものだった。

 

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