【コラム】2016年シーズン総括~選手編:MF20三竿健斗~(2017.01.15)
“青田買い”は成功だった。三竿健斗の才能を見込み、他のクラブに注目される前に獲得したことは、クラブの先見の明だった。
サッカーのなかには様々な喜びが転がっている。シュートを決めることに喜びを感じる選手もいれば、針の穴を通すようなパスに喜びを感じる選手もいる。1対1のディフェンスに勝利すること、相手のシュートを阻止してゴールを守り切ったことにやりがいを感じる選手もいるだろう。
そうしたなかで、三竿はボールを奪うことに喜びを感じるタイプの選手だ。ボールホルダーが少しでも視線を切っていれば、ダッシュで間合いを詰めてボールを奪う。まさに虎視眈々、つねにボールを奪える機会をうかがっていない限りできないプレーを三竿は見せてくれた。
しかも、それは三竿の魅力の一部に過ぎない。声で周囲を動かし、ディフェンスに最適なバランスをもたらす力は、CBの昌子源から絶賛された。若干20歳の若者にクローザーの役目が与えられたことは、冷静に考えれば驚愕すべき事実だろう。
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