「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

☆無料記事☆石井正忠監督「相手のプレーに対応する形でしか守備ができなかった」/インターリーグカップ バンコク・ユナイテッド戦(2017.01.26)

■石井正忠監督(鹿島):

――今日の試合についての感想をお願いします

今日でこの大会は終わりましたけど、まずはこういうすばらしい大会に参加できたことを、鹿島アントラーズとして嬉しく思っています。タイリーグの強豪チーム2チームとこうやって試合ができたことは、今後の私たちの力になっていくと思っています。

試合の内容についてですが4点取られたなか、どうにか同点に追いついて逆転しようと思っていたわけですけども、それができなくて非常に残念です。通常の試合であれば4失点してしまうとなかなかチーム自体が上向きに行かないと思うんですけど、どうにか追い付こう、逆転しようという力は選手も見せてくれたんじゃないかと思います。

今日はこういう試合結果になってしまいましたけど、今日試合で出た足りない部分を日本に帰ってしっかりトレーニングして、もしまたこういう機会があったらタイの強豪チームにも勝てるようにしたいと思います。改めて、このすばらしい環境をつくってくださった方にお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

 

――タイの2チームと試合をしましたが、スパンブリーFCとバンコクUについてはどう思いましたか?

非常に2チームとも攻撃的なチームで攻撃力があるなという印象でした。

 

――タイリーグの特長は?

いま言った通り、比較的攻撃に比重を置いているというか、かなり攻撃にアグレッシブなチームが多いと思っています。昨年の10月にもチョンブリーとタイホンダと試合をやらせていただいたんですけど、そのときも同じような形だったので、守備よりも攻撃に重点を置いたチームが多いんじゃないかと思っています。

 

――柴崎選手がいない年だと思いますが、誰が後継者になると思いますか?

それをいま探しているところです。まだチームをつくりあげている状態なので、まだその辺は決まっていません。彼の代わりになる選手は彼しかいないので、それはいないと思いますが、同じポジションであれば誰に適性があるか探していきたいと思います。

 

――前半、守備がゆるく、特に左サイドを突破されてしまいましたけど、その辺はどう見ていましたでしょうか?また2点目は非常に良い形でしたが、速い攻撃がそれ以降は見られなくなってしましましたが、チームづくりの段階なのでしようがないということでしょうか?

まず後の質問の方ですが、ああいう展開というのはいままでも数多く見せてきた形なので、いままでのコンビネーションが出たかなと思っています。なので、得点に結びついたのはあれ1回だけだったかもしれませんが、随所にコンビネーションを駆使した攻撃の形というのは見せてたんじゃないかと思っています。

前半の失点が多かった部分ですが、前半は全体的に体が重い感じで、プレーの判断やプレーのスピードが遅かったんじゃないかと思います。そういう対応の部分で、相手のプレーに対応する形でしか守備ができなかったことがその要因だと思います。もっと本来は僕たちから相手のプレーを制限して相手のボールを奪うのが本来の形なので、まだまだいろんな選手が入ってきたなかでその辺の部分がうまくいってないんじゃないかと思います。

 

 

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