「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【プレイヤーズファイル】MF30安部裕葵「3年以内に海外に行きたい」(2017.03.13)

 311日、ドルトムントの香川真司が久々にキレのあるプレーを見せたようだ。ディフェンスの間でパスを受け、相手を引きつけてパスを出す。一連の流れに無駄はなく、出したいときにパスを出せている。技術の高さで、相手を惑わし、時間を操る。いいときの香川のプレーだった。

 そして、鹿島にも同じようなプレーを見せる選手がいる。先日の横浜FM戦でベンチ入りを果たした安部裕葵だ。SBに西大伍、三竿雄斗と怪我人が出たため小田逸稀の方が先にチャンスを掴むかと思われたが、先にチャンスを手にしたのは安部だった。

「いやぁ、出たかったです」

 開口一番、悔しそうに振り返る。並の高卒ルーキーではないと思っていたが、完全に試合に出る気満々だったようだ。

0-0で自分が出て活躍したときのイメージしかしていませんでした。優磨くんに持って行かれました」

 試合後、石井正忠監督は「試合に出たときのことは考えていたか?」と問うたようだが、その必要はなかったようだ。

 

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