「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

☆無料記事☆石井正忠監督「複数得点を取れて無失点で終われたことはよかったと思います」/AFCチャンピオンズリーグ2017 ブリスベン戦(2017.03.14)

■石井正忠監督(鹿島):

まずはこの悪天候のなかでカシマサッカースタジアムに来てくれたファン、サポーターの人たちに、この勝利を、こういう試合を見せられてよかったと思っています。試合内容としては、前半は少し疲れているのか全体的に重たい試合展開のなか、1点が取れたことは非常にその後の試合にいい影響が出たと思っています。後半は、ある程度守備のところも整理できましたし、攻撃の部分でも相手陣内でうまく攻撃を繋ぐことができまして、今回は複数得点を取れて無失点で終われたことは全体的にはよかったと思います。メンバーを何人か変えて臨みましたけど、そうやって変わって出た選手も比較できよいパフォーマンスを見せてくれたと思いますので、そのこともチームにとってはよかったなと思っています。

 

――守備の部分が整理できたというのはどこら辺でしょうか。あと曽ヶ端選手を起用した理由を教えてください。

まず、守備の部分ですけども、相手の1トップ、あとトップ下に当たる選手への対応がうまくいかず、そこにボールを納められたのは前半にあったので、ハーフタイムにどういった対応をすれば良いのか整理できたということと、そこの対応がある程度はうまくできたと思います。割り切って、ある程度下がってブロックをひかないといけないときもあるので、そういうところを使い分けていこうという話をしました。

あとソガに関してですけども、他の新加入選手もそうですけども、チームにできるだけ慣れさせるためには数多く試合に出すことが重要なことだと思ってます。そこでスンテをずっと使っていましたけども、曽ヶ端も練習から非常に高いパフォーマンスを見せていましたし、試合の準備もできてますので、こういうタイミングでいい流れでスンテから曽ヶ端に代えて、そこでのパフォーマンスをみたいということでこのタイミングで変えることにしました。公式戦で連勝できたという流れを踏まえて、このタイミングということをGKコーチと話して決めました。

 

――永木選手から小笠原選手に替えたところでチームも落ち着いたと思います。あの交代をどう評価していますか?

前半、満男だとゲーム中にあの辺を変えられるのかな、という感じだったんですけど、どうしても前半終わるまで守備のところの対応がうまくいかなかったところがありました。そこを修正しようという話があって、ある程度は修正できたと思うんですけど、攻撃のつなぎの部分でもっともっと追加点を取っていきたいという意図があって、満男を入れる形にしました。当然、満男は攻撃の面でも守備の面でも安定感を出せる選手ですので、それがチームにとってはよかったんじゃないかなと思っています。

 

――3試合を終えて勝点6。どういう手応えでしょうか?

本来であれば、この前の第2戦、アウェイのムアントンの試合も内容的に見ても勝たなければいけない試合だったと思うので、その試合では勝点3を失ってしまったと思っています。満足は当然していません。3試合終わって勝点9で折り返したいなと思っていたので。数字的には残念ですけども、今日、ホームでしっかり勝点3を取って、また同じ相手と次はアウェイで戦うので、そういう意味でも今日の勝ちはよかったと思います。

 

 

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