【レビュー】”自分がプレーしやすいかどうか”が基準では勝てない/明治安田生命J1リーグ第6節 セレッソ大阪戦(2017.04.08)
先発は予想布陣どおり。良い部分が出ることを期待したが、悪い部分が出てしまった。そうなると試合運びは予想が付く。前半からひどい内容の試合だった。結果は1-0でセレッソ大阪が勝利をおさめたが、互いにお金を取れる内容のゲームではなかったと思う。ピッチに山村和也がいなかったら、この試合はどこに見所があったのか心配になってしまうくらいだ。
それでもセレッソはこれでもいい。現状では、まだ攻撃の形を見いだせていない以上、しっかり守って少ない勝機を掴む。もっと魅力的なサッカーができる選手は揃っていると思うが、タレント揃いのチームに我慢を強いて、統率して3連勝を遂げた尹晶煥監督の手腕は見事だ。
しかし、鹿島は違う。石井監督の体制になったのは2015年の途中だ。作りたてのチームではない。それにも関わらず、このチームが根幹とする部分がピッチのなかで見られなかった。
アグレッシブにボールを奪いに行く。そうした場面はほとんど無かった。
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