「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

☆無料記事☆石井正忠監督「ゲームの入り方がよくなくて、自分たちのミスで失点してしまった」/AFCチャンピオンズリーグ2017 ブリスベン戦(2017.04.12)

■石井正忠監督(鹿島):

まずは今日もオーストラリアまでアントラーズサポーターの皆さんが応援に来てくれました。その人たちと最後は笑って日本に帰りたかったのですがそれが果たせず残念です。ゲームの入り方がおとなしい、と表現していいのかわかりませんが、そういうゲームの入り方がよくなくて、自分たちのミスで失点してしまったことによって2点返さなければいけない苦しい状況になってしまったことが一番の敗因じゃないかと思っています。後半は、交代して入ったメンバーが非常にチームを活性化してくれていい戦いができたと思うんですけど、それを90分間、ゲームの頭から続けていかなければいけなかったと思っています。非常に残念ですけど、ACLはまだまだ終わっていないのであと2試合、しっかり勝ってグループリーグを突破したいと思います。

 

――グループステージではアウェイで2連敗している。アウェイで結果が出せないことは監督にとって不安材料ですか?

不安な材料ではないと思います。全体的に、国内の試合でもゲームの入り方が悪いというのは続いているので、その辺を改善しないといけないところはあります。先制されることが多いので、そこが原因なんじゃないかと思っています。

 

――ミスが非常に多い試合だったと思いますがその原因は?

グランドだったりボールだったり、そういうものがいつもと違うので、感覚的なものがなにかあるのかもしれないですし…。おっしゃったとおりなにか慌ててしまっているというか、いつもの形でゲームに入ることができなかった。自分たちからミスでボールを失ってしまっている形が多かったので、なにが原因というのはハッキリ言えないですけど、ミスが多かったと思います。

 

――ブリスベン・ロアーの監督は「必ず勝点3を取る」と言っていました。勢いに違いなどは感じましたか?

うちのホームゲームでもかなり前からプレッシャーに来てましたし、当然、勝ちに来ているんだなということは感じていました。今回は、こちらのホームですし、さらにもっとプレッシャーもかけてくると思っていましたし、違う形を見せてくるんじゃないかと思って、やはり厳しい戦いになると思っていました。こちらがそれを上回る気持ちを持たないと絶対に勝てないということをミーティングでも言いました。特に11のバトルの部分と球際のところではしっかり激しくいこうと話したんですけど、その辺が前半はうまくいかなかった。あとは先ほども話したとおりミスが多く失点してしまった。その辺じゃないかと思います。ほんとにタフな戦いになるのはわかっていたので、それに負けてしまったことが一番の原因だったと思っています。

 

――9番のジェイミー・マクラーレンにはどのような対策を講じていたのでしょうか?彼の印象と併せてお願いします。

彼は動き出しが良いということと、それを連続してできるということは前回の試合や分析でも感じていたので、そこの動き出しに遅れないということ。そこはディフェンス陣全体が考えていたと思うんですけど、能力があるのであの角度からしっかり決めたということは能力が高いからだと思います。警戒していましたがそこでやられてしまいました。

 

 

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