「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【プレビュー】勝点6をかけたビッグマッチ。勝って首位を狙う/明治安田生命J1リーグ第10節 浦和レッズ戦(2017.05.02)

 あのしびれる瞬間が帰ってくる。

 蛇のように揺れるいくつもの大旗。5万人に負けず劣らず燃え盛る応援。それに応える選手たち。ゴールの喜びも勝利の喜びも、いつもの一戦より倍増してくれる浦和との直接対決がやってきた。

 

 

 今季の浦和は強い。前節は大宮に敗れたものの、首位を走るのが当然と言えるほど充実した戦いぶりを見せている。驚きはラファエル・シルバのフィットぶりだ。興梠慎三との息も合っており、李忠成やズラタンとは違う質の高さを見せている。彼を加えた攻撃の爆発力は凄まじく、残念ながら鹿島には無い特長を形づくっている。戦力的にも充実しており、下位チームを相手に取りこぼしを期待するのは難しいだろう。鹿島はときおり不安定さを垣間見せるだけに、勝点差を付けられないためにも勝点6の価値を持つ直接対決は是が非でも勝たなければならない。

 

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