「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

☆無料記事☆大岩剛監督「あれでチームに勢いが出たかな、と思います」/明治安田生命J1リーグ第17節 柏レイソル戦(2017.07.02)

■大岩剛監督(鹿島)

すばらしいスタジアムの雰囲気のなかで、鹿島サポーターもたくさん来ているなかで、お互いがレベルの高いサッカーができたのではないかと自分自身感じています。うちからしてみたら、先制されたあとのリアクションというものに対して、選手がグランドのなかでしっかりプレーしてくれてましたし、落ち着いてゲームを運んでいたので、自信を持って前半後半戦えたんじゃないかと思います。

 

――チャンスの数としては互角かむこうの方が多かった。試合の狙いは思った通りだったのか?

理想どおりではないですね。先制されましたし、柏さんが前から来ると予想していたんですけど、あまりアグレッシブさがなかったので選手が少し拍子抜けしたんじゃないかな、というところがあった。あとは前半最初、うちのペースがよかったところで先制されてしまった。ああいうところも少し修正する必要があるんじゃないかな、と感じています。

 

――金崎選手の一発が流れを変えたと思います。久々に先発した彼の評価をお願いします。

やっぱりああいう姿が、スタジアムの雰囲気を変えたり、チームの勢いを作り出したり、そういうところが彼のすばらしいところだと感じています。あまり褒めると…(苦笑)。スーパーシュートだったことは確かなんで、あれでチームに勢いが出たかな、と思います。

 

――就任されてから負けなしですが、短い期間のなかでどこを変えたのでしょうか?

ベースとなる部分は変わっていません。ただ、選手個々の特長、あとは選手の組み合わせ、ポジションによって起こりえる変化、そういうものを自分で考えながら選手やポジションを選んでいますし、ただ、それだけでは選手というのはなかなかうまくいかないこともあるし、いくときもある。どの選手にも言ってますけど、自信を持ってプレーしないといけない。あとは相手もいることですので、相手との駆け引きのなかで上まわらないといけない。そういうところで個人的にアドバイスするところはしていますし、あとは選手に監督が変わったという刺激もあるんでしょうけど、グランドで見せるアグレッシブな姿勢というものがどの選手にも見られるので評価したいな、と感じています。

 

――両SHが非常に高い位置で[4-2-4]のようだった。あれは狙いだったのか?

いえ[4-2-4]という形でやろうということではなくて、相手のビルドアップに対して積極的にプレッシャーをかけていこう、ということで指示を出しました。ただ、そこだけではなくてボランチの一人が必ずそれに加わると言うこと。あとは選手が個々に反応して、左サイドにあるときは絞るだとか、全体にコンパクトにするだとか、そういうものは非常にゲームのなかで臨機応変にやってくれたのではないかと思います。

 

 

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