「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【レビュー】中2日をものともせず5連勝で遂に首位へ/明治安田生命J1リーグ第13節 ガンバ大阪戦(2017.07.06)

 前後半に1度ずつ倉田秋に決定的なシュートチャンスを与え、長沢駿も曽ヶ端準との11の場面があった。それでもなんとか勝ったという印象はない。スコア以上の内容差で手にした完勝だった。

「今日の試合はレベルが高かった」

 試合後、鈴木満常務取締役はホクホク顔だった。攻撃から守備への連動性は高く、一人、二人、三人と続けて動く守備は、相手の中盤をほとんど封じ込めてしまった。前述した通り、ときおりピンチを迎えたが、遠藤保仁の投入はほとんど効果を発揮せず、井手口陽介が孤軍奮闘するも危うい場面はつくられない。相手に能動的に与えたチャンスはなかった。

「攻撃だけじゃなく、守備の連動性も重要なんだよ」

 自分がイメージする戦いが見られたのだろう、鈴木常務は本当に嬉しそうだった。

 

 

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