デイリーホーリーホック

【レビュー】J2第14節ガイナーレ鳥取戦「まさに自滅の敗戦。これも“強者”への試練」(2012/5/14)

水戸のストロングを消してきた鳥取

 試合終了とともにガイナーレ鳥取の選手たちはピッチに倒れ込み、ガッツポーズを繰り返した。圧倒的に攻められながらも全員で力を張って守り抜いただけに、試合終了の笛と歓喜が爆発したのであった。

今まで水戸を取材してきて、それははじめての光景だった。水戸がそうやって喜ぶ姿は何度も見てきたが、対戦相手がまるで優勝候補のチームを倒したかのような喜び方をするのをはじめて目にした。試合途中に1人が退場し、数的不利の状況を耐え抜いたことも影響していると思われるが、それよりもやはり鳥取は水戸を「上位」として意識して試合に臨み、勝利をおさめたことに最高の喜びを覚えたのだろう。実際に試合前、鳥取の選手やスタッフから「水戸は強い」という言葉を何度も聞いた。それだけ水戸に対して警戒心を強めて臨んで来たのだ。

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